-
- 放送日2022年8月27日 18:00-18:30
- 「物忘れ」をとことんふかぼり!
今回のテーマは「物忘れ」。
「昨日食べた食事が思い出せない」「あの俳優さんの名前は何だっけ?」
その物忘れ、認知症のサインかも!?
第6回目である今回の放送はゲストの鈴木Q太郎さん、餅田コシヒカリさんと一緒に管理栄養士の板垣好恵先生はじめ専門家の方々にご解説頂きながら、物忘れを深掘り、様々な情報をお届けしました!
・認知症は腸内環境が深く関わっている!
・認知症は40代から始まっている!?
・生活習慣病
・脳活エクササイズ「シナプソロジー」
・脳に良い食材を使った絶品レシピ
などなど、盛り沢山でしたね!
もっと!ふかぼリーチでは放送の内容を簡単におさらいしつつ、放送に入りきらなかったさらに深掘りな情報をお届けします!
番組で紹介したレシピも掲載☆
認知症は発症の20〜25年前から始まっている!?
鈴木Q太郎さんの最近のお悩み、物忘れ。実はそれ、認知症の最初のサインかも!?
物忘れは認知症の代表的な症状です。でも、Q太郎さんはまだ40代。認知症にはまだ早いんじゃ?と思いますよね。ですが!
「アルツハイマー病の研究者 世界トップ100」に選出されているアルツクリニック東京の新井平伊医師によると、老化は40代から始まるそう。
認知症も、60代や70代で突然発症する訳ではなく20〜25年前から始まっているとのこと。
認知症を予防するには?
新井医師によると、生活習慣病の患者はアルツハイマー病を2倍発症しやすいそうです。
運動・睡眠・食事の質を高めることが生活習慣病、ひいては認知症(アルツハイマー病)の予防に繋がるということですね!
認知症予防に関係?脳腸相関とは
脳と腸は自律神経系や液性因子を介して密接に関わり合っています。緊張やストレスでお腹が痛くなる、というのはよくある話ですよね。
実は腸内の環境を良くすることで、認知症の予防にも繋がるんです。
腸内環境と認知症予防
腸には大きく分けて善玉菌と悪玉菌と日和見菌の3種類がいます。それぞれが群生してお花畑のように腸内フローラを形成しています。この3種類の菌のバランスや菌の種類などが、私たちの健康に大きな影響を及ぼしていることが近年の研究で次々と明らかになってきています。
では認知症においては、何が分かっているのでしょうか?
日和見菌の一つ「バクテロイデス」
認知症患者とそうでない人の便を検査したところ、認知症でない人はバクテロイデス(バクテロイデス属に属する菌の総称)という日和見菌が多かったという結果が報告されています。
では、バクテロイデスを増やすには?
バクテロイデスは誰の腸内にも存在する常在菌です。腸内環境を良くするよう、様々な食物繊維をバランス良く取り入れて自分の腸内で育てていくのが重要です。
認知機能を維持!ビフィズス菌MCC1274
「MCC1274」というビフィズス菌をご存知でしょうか?
この菌は研究により、認知機能を維持する効果が期待されています。軽度認知障害の疑いがある方を対象とした試験において、ビフィズス菌MCC1274の摂取により、総合的な認知機能の著しい改善が確認、さらに、即時記憶、視空間・構成、遅延記憶を司る認知領域の点数も顕著に向上したという報告があります。
アルツハイマー病に関する世界最大の研究者による情報交換サイト「アルツフォーラム」にもエビデンスとして掲載されています。
こちらのサイトは英語表記のみなので、少し難しいかもしれませんが、毎週更新され、最新の研究情報や基礎研究の成果だけでなく、臨床試験の結果、論文発表・学会発表・プレスリリースなども紹介されます。
ALZ FORUM NETWORKING FOR A CURE
ご興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
実はこのMCC1274をはじめとした認知機能にアプローチする成分を、手軽に摂取できるような商品も開発されています。
2020年時点で65歳以上では6人に1人が認知症と診断されています。老化は40代から始まっている!?とのことなので、認知症ではない方も大丈夫と油断せず、こういった商品を日常に取り入れていけると良いですね。
脳活エクササイズ「シナプソロジー」
番組内ではシナプソロジーという脳活エクササイズの体験もしました。Q太郎さんもコシヒカリさんも、先生と楽しくエクササイズされていましたね。指示されたことが出来なくても、出来なかったと気付いてハッとすればそれが脳の刺激になって脳活に繋がるそうです。
今回はアルツクリニック内にあるアルツクリニック東京監修「健脳カフェ」で体験しました。健脳カフェでは毎月第2、第4水曜日の午前10:30~12:00にシナプソロジーの運動教室を開催しているそうです。
シナプソロジー研究所のHPで各地での体験イベント等の開催日程などが公開されていますので、是非利用してみてくださいね!
脳を活性化させるグルメレシピ
今回は栄養管理士の板垣好恵先生に、脳を活性化させるレシピを2種類教えて頂きました!こちらのページでもご紹介いたしますので、みなさん是非作ってみてくださいね!
さばと緑黄色野菜の香味みそ炒め
1品目の脳に良い食材は、さばです!
さばの脂に含まれるEPA、DHAが脳に良い効果をもたらしてくれます。
EPA(エイコサペンタエン酸)は血液の性状を健康に保ち、特に血栓ができにくくしたり、高脂血症を予防する結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防するという働きがあります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳や網膜などの神経系に豊富に含まれている栄養素で、接種することで脳の働きを助けます。
EPAもDHAも、さばだけでなく青魚に多く含まれていますので、さばが無ければ他の青魚で代用しても良いかもしれないですね!
- 材料 ※2人前
- <さばと緑黄色野菜>
- ・塩さば(3枚おろし)1枚
- ・パプリカ(赤・黄)各1/4個
- ・小松菜 1株
- ・ぶなしめじ 1/4袋
- ・にんにく 1かけ みじん切り
- ・白ねぎ 10g
- ・片栗粉 大さじ1
- ・ごま油大さじ1/2
- <香味だれ>
- ・白ねぎ 10g みじん切り
- ・みそ 大さじ1/2
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・みりん 大さじ1/2
- ・酒 大さじ1
- ・砂糖 小さじ1
- 1.さばに大さじ1の酒をふり、10分置く
- 2.香味だれの材料を全て混ぜる
- 3.鯖に片栗粉をまぶし、皮目からごま油を引いたフライパンで中火で焼く
- 4.さばが両面焼けたら、にんにく、野菜、しめじを加えて炒める
- 5.野菜にある程度火が通ったら、香味だれを加え、全体に絡んだら完成!
切り干し大根とミックスビーンズのヨーグルトサラダ
2品目の脳に良い食材はヨーグルトと大豆!
ヨーグルトで腸内環境を整え認知症を予防、大豆には認知機能を高める効果が期待されています。
- 材料 ※2人前
- <ヨーグルトサラダ>
- ・切り干し大根 30g
- ・ビフィズス菌入りプレーンヨーグルト 100g
- ・ミックスビーンズ 50g
- ・ハム 1枚
- ・貝割れ菜 適量
- <調味料>
- ・マヨネーズ 小さじ1
- ・しょうゆ 小さじ1/2
- ・塩こしょう 少々
- 1.切り干し大根を水洗いしてからヨーグルトを加えて和え、全体に馴染んだら冷蔵庫で半日置いて戻す
- 2.しっかり戻ったら、調味料、ミックスビーンズ、ハムを加えて和え、貝割れ菜を添えれば完成!
どちらもとっても美味しそうでした!
さばは酒とたっぷり香味野菜のおかげで臭みはなく、緑黄色野菜も入っていて栄養満点!みその味付けでご飯が進む美味しさです。ヨーグルトサラダはヨーグルトの酸味が飛んで、チーズのようなコクが出てとっても美味しいんです。
Q太郎さんもコシヒカリさんも絶賛でした!
今回もお宝情報が満載でしたね!
みなさんも是非、腸脳相関を意識して脳と腸を健康に保ちましょう!
お宝情報満載!健康情報バラエティ もっと!ふかぼリーチでした〜!
今後も健康に関する特集をお届けしますのでぜひチェックしてくださいね!
2022/6/26放送「ビフィズス菌」
2022/5/29放送「ファスティング」
2022/4/30放送「たんぱく質」
2022/3/26放送「MCTオイル」
2022/1/29放送「アサイー」
”今回番組内でご紹介したお店”
【アルツクリニック東京監修「健脳カフェ」】
東京都新宿区左門町20四谷メディカルビル1FアルツクリニックPETラボ内
参加費お一人様1,500円(2時間半)※事前予約不要
出演鈴木Q太郎 餅田コシヒカリ